診察室の壁には、谷川さん手書きの詩がある=鳥取市 昨年92歳で亡くなった詩人の谷川俊太郎さんが生前、朝日新聞のインタビューで語った言葉と、残していった詩やエッセーを組み合わせた本「行先は未定です」(朝日新聞出版)が刊行されました。死ぬっていうのはどういう感じなのかな――。亡くなる2週間前、記者にそう語っていた谷川さんが見ていた「死」とは。40年近…